■ ID | 884 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 関東平野のボーリングコア中に見出された上越テフラ(SK030) の深度分布と,それから推定される堆積盆地の地質構造 |
■ 著者 | 水野清秀
K. Mizuno
(独)産業技術総合研究所 山口正秋 M. Yamaguchi (独)産業技術総合研究所 八戸昭一 S. Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター 川島眞一 S. Kawashima 東京都土木技術センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本地質学会第115年学術大会、平成20年9月20日 |
■ 抄録・要旨 | 上越火山灰層は菫青石を含む極めて特徴的なテフラであり、降灰年代はおよそ110万年前である。本研究では、このテフラを関東平野内の複数のボーリングコアにも見出し、それらの分布深度から、関東平野の地下地質構造をより詳しく捉えることができた。このテフラは川島観測井コアの深度約197.5m、鷲宮観測井コアの深度約373m、東京都の宮城観測井コアの深度133.0-137.5m間に認められた。これらのテフラ挟在層準の分布深度を概観すると、鷲宮〜春日部付近の関東平野中央部で標高-365〜-385m程度と深く、北部の邑楽〜板倉付近で-205〜-220mとやや浅くなる。また盆地西縁部では吉見の標高約-33mからすぐ近くの川島の-186mへと急激に深度が変わり、両地点間に断層、撓曲帯などが存在する可能性がある。武蔵野台地のすぐ東に位置する宮城でも、標高-135m前後とそれほど深くはなく、武蔵野台地地下ではより東側の低地に比べて浅くなっていると推定される。 |
■ キーワード | テフラ、ボーリングコア、関東平野 |
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